2009年9月6日、D51回送を撮影しに高崎線沿線へ行ってきました。
D51498は、昨年、ボイラーに大きなダメージを受けてしまい、永らく運転されていませんでしたが、いつの間にか大宮で修理されたらしく、めでたく出場となりました。
当初は、復活できないかも、との噂もありましたので、本当に良かったです。
当日は、大宮駅で「あけぼの」からスタート。EF6438が牽引していました。
ほんの少し、陽が射している場所に顔がくるところを狙ってみました。
日の出がかなり遅くなったので、陽が当たりにくくなりました。

「あけぼの」が来る直前に、シキ回送もやってきました。こちらは、EF651085が牽引していました。

いよいよ、本命のSL回送へ。すでに11番線で出発待ちでした。多くの人が撮影していました。
その中に交わって一通り撮影後、先行の普通電車で先回りしました。
車体は、特に磨かれた様子は無いものの、程好く綺麗な状態でした。

車窓から適当な場所を探してましたが、既に沿線には多くの人がスタンバイしていました。
結局、北鴻巣まで来てしまい、駅北側で撮影しました。

撮影後直ぐに駅へ戻り、吹上駅へ向かいました。ここで暫く止まっているようなので、再び停車を撮影しました。

そして、更に先行列車で先回りをしました。
しかし、熊谷に着いたところで、倉賀野付近でのポイント故障で抑止を食らってしまいました。
熊谷駅では撮影に適さないので、ヤキモキしていると、暫くして運転再開。しかしながら籠原で運転取りやめとなってしまいました。
仕方ないので、籠原で下車して駅近くの踏切でSL回送を待ちます。
運転再開といっても、ダイヤが混乱していて、電車もほとんど動かない状態でした。
ようやく、下り普通電車が何本か来ましたが、SLは来る気配がありません。

この手の列車は、非常時には、運用が後回しになるのは仕方ないことです。
しかし、近くでスタンバイしていた人に、「D51は軸焼けを起こしたらしく、動けそうも無い。」との情報が入り、急遽、吹上へ戻りました。
吹上駅には、先程までと同じく停車したままでした。
注油をしていましたが、それ程緊迫した雰囲気ではありませんでした。
駅は、さながらプチ撮影会といった雰囲気でした。

そうこうしているうちに、添乗の方が、「あと10分位で出発する予定だよ。」と、おっしゃっていたので、直ぐに駅を出て、走りを撮影しに急ぎました。
暫くして汽笛が聞こえ、SL回送列車がやってきました。
ゆっくりとでしたが、問題なさそうに走り去っていきました。

「軸焼け」と聞いた時は、大変ショックでしたが、その後、無事に高崎まで到着したようなので、一安心しました。
詳細は判りませんが、思うに、軸温度がちょっと上昇しただけなのに、それが広まり、軸焼けと歪曲して伝わってしまったのでしょうか?
いずれにしても大したことは無かったようなので、営業運転では、元気な姿を披露してくれることを期待しております。
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