「台湾鉄道三昧の旅」 -4日目:七堵機務段編(最終回)-
2014年4月26日~29日まで台湾へ行ってきました。
今回は4日目、七堵機務段編です。
この旅行も、とうとう最終日となってしまいました。
最終日は、楽しみの一つである七堵機務段の訪問です。
前日に訪問した彰化機務段は個人でブラっと訪問できますが、七堵機務段は、そう簡単にはいかないと思われます。
こういった現場に入れることは大変貴重で、大変興味深いものです。
宿泊先の台北から七堵まで自強号で向かいます。
台北で列車を待っていると、やって来たのはなんとEMU300型でした。
慌ててカメラを取り出し、撮影しました。
この車両に乗車できるのも嬉しいです。
地下なので、吊掛モーター音が響き渡って心地良く感じます。
そして、終点の七堵駅に到着。 ところが、列車を降りずにそのまま七堵機務段まで乗車して良いとのことです。
日本でも車両基地の一般公開で特別列車で基地まで輸送輸送することもありますが、我々のような団体だけに対してもこのような配慮をしていただけるとはビックリしました。
いよいよ七堵機務段見学です。
入口には、「歓迎」の表示が。 こういう心遣いは嬉しいですね。
最初に会議室で、七堵機務段の概要を紹介いただきました。
なかなか手の込んだパワポ資料で、所々に貴重な写真も織り込まれており、大変興味深い内容でした。
そして、いすみ鉄道鳥塚社長から七堵機務段の何段長に感謝状が送られました。
鳥塚社長と何段長とは、以前からのお付き合いのようで、鳥塚社長ブログの4/30にも書かれております。
こういった横の繋がりが国境を越えて行われているのは、素晴らしいことですね!
我々もその恩恵に与る形で美味しい思いをさせていただきました。 我々からの感謝の気持ちも一緒に…。
さて、いよいよ基地内の見学です。
まずは、先程乗車してきたEMU300型が佇んでいました。
基地内を歩いていると、車両達の普段では見れない表情が見れます。
客車の横を歩いていると外板の下側が丸く絞られていたり、直線だったりするのを目の前で確認できました。
こういった分類も研究してみるとおもしろいのでしょう。
そして、今回の目玉である「花車」の見学です。
昭和天皇が皇太子時代に乗車したこともあるという、由緒正しい車両が、専用の建物の中に手厚く保存されていました。
車内の照明も点けていただき、内部の様子もよく見ることができました。
写真撮影も可能なので、夢中で撮影してしまいました。
もうひとつ、貴重な車両を撮影させていただきました。
台湾総統の専用車である、DSC1001です。
E1000型が単体で留置されていました。
この姿が見れるのも車両基地内ならではですね。
検査中の機関車も。
直ぐ近くまで寄れたので、下から見上げる角度で。
電気機関車とディーゼル機関車では、全然違う造りなのですね。
検査中のEMU300型~。
この車両は、もう少し頑張ってくれそうです。
反対側には、最古参のEMC100型と最新のEMU800型が並んでいました。
休む間もなく、次から次へとイベント満載でした。
「まるで、鉄道ファンのディズニーランドやぁ~!」と叫びたくなります。(笑)
お昼を社員食堂でいただき、午後からは電車運転のシミュレーターを実演させてもらいました。
私も運転させてもらいましたが、日本の電車とはかなり違っており、ハンドルだけではなく、足でペダルを踏む操作も並行しておこなうものでした。
こちらは、シミュレーターのコントロールパネルです。
なかなか格好良いですね。
運転環境も、雨の量とか地震発生とか、いろいろと設定できるようです。
楽しい見学もあっという間に終わってしまいました。
こういった場所は、いつまで居ても飽きることはありません。
帰りも特別に基地からの出庫列車に乗車させてもらいました。
しかもこのような形で乗車して…。
車内から、先程見れたEMC100型とEMU800型をもう一度撮影。
七堵駅で、営業列車として出発するまで時間があるので、ホームで最後の撮影をおこないました。
そして、台北まで乗車後、バスで空港へと向かい、帰国の途に就きました。
3泊4日という、短い期間でしたが、まさに鉄道三昧の旅でした。
特に南廻線での撮影や七堵機務段の見学は、個人旅行ではなかなか実現しにくいので、このようなツアーに組み込まれていると大変助かります。
ツアー旅行だと、中途半端な見学があるので敬遠することが多いのですが、今回のような徹底したツアーは充実して楽しいものでした。
今後、このようなツアーが企画されて、日程さえ合えば是非とも参加したいと思います。
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